最近は新聞でシリアのニュースを目にすることも少し減ったような気がします。が、気になります。旅行中に会ったあの人たちは無事なのだろうか、とか。
以降、不定期に載せるのは、もう20年以上前にシリアを旅行した時の日記です。
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いよいよ今日はシリアへ向かって、約1週間いたイスタンブルを発つ日だ。
パッキングし、ムーンライト・ペンションの斜め向かいにあるいつものお店でパン(エクメック)を買って食べる。エクメックは最高においしいが、しばらくお別れかな。
11:20頃、同じドミトリーに泊まるみんなにあいさつして、ムーンライト・ペンションを後にした。
サービス・バス(セルヴィス)に乗り、オトガルへ向かう。オトガルとは中長距離バスのターミナル。バス・ターミナルというと大したことなさそうだけど、大都市のオトガルからはトルコ全土へ路線があり、ちょっとした空港みたいだ。
シリアへ向かうバスは国際バスだからどんなものかと思ったけど、意外に普通の長距離バスだった。シリアで売るのか、タイヤや靴下を満載していた。
バスは13:00頃、イスタンブルを出て、21:00頃、アンカラ・オトガル(アシュティ)に着いた。ここからアレッポまでは20時間かかるらしい。まだまだ先は長い。
1998年12月のある日