ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

ハマへ向かう

まだ従業員すら誰も起きていない中、シャリフにだけ挨拶して(起こしてしまったが…)、ザヘル・アル・ラビ・ホテルを後にした。

カルナック(国営バス)のバス・ステーションで待つこと約30分、やっとカルナックのバスが来る。バスはトルコの長距離バスよりは劣るが、そう悪くない。

バスに乗り込むと、オフィスにいた乗客の兄ちゃんが「隣に座れよ」とジェスチャーしてたが、ゆっくりしたいのもあって隣には座らなかった。アラブ人流の親切だったのかもしれないが、それを断って彼を不機嫌にさせてしまったかも。

ウトウトしつつ、約1時間30分でハマに着いた。イスタンブルのムーンライト・ペンションで同宿したみんなのお勧めはリアド・ホテル。リアド・ホテルはすぐ見つかった。

アレッポで泊まったホテルと同じく、外観はホテルに思えないが、中はかなりきれいだ。本当ならシャワーは熱いかとかいろいろチェックすべきことはあるのだが、イスタンブルで話を聞いていたので、そんな手順を省いて、一泊125SPの宿代で泊まることにした。

部屋へ上がると、Mさんがいた。イスタンブルで同宿だった人たちの知り合いだ。特に今日は何もするつもりはなかったので、少しMさんと話をする。Mさんもあちこち旅行中で、今はしばらくハマに滞在しているらしい。

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ハマのリアド・ホテル

それから少しばかり街の探索兼食糧調達に出た。ラマダンのせいか、今日は金曜日だからか開いている店が少ないのは気になるが、雰囲気は悪くない。肉のパイと水を買って帰って、昼食をとった。

その後、ミクロバス(乗合バス)のターミナルを見に行った。クラック・デ・シュバリエ行きの下見だ。でも雨が降っていて、途中であっさり諦めた。
いざ帰ろうと思ったのだが、今度は道に迷ってしまった。しょうがないので、さっきジャムを買ったスーパーのおじさんに道を聞くと、店の前に泊まった客のおじさんに頼んでくれ、結局、そのおじさんがホテルまで車で送ってくれた。ありがたい。自分も、日本に帰ったら、旅行者に親切にしよう。

夕方、食事に出たのはいいんだが、全然店が開いていない。しばらくうろついた後、ホテル近くのチキン屋に入る。ハーフ・チキン+サラダ+ナンで90SP(220円くらいか)。高いのか安いのかわからないけど、飢えた胃にありがたい。腹いっぱいになった帰りに、よく見かけるチューブ・ケーキ(25SP)を買って帰った。何と言っても、今日はクリスマスなのだ。

 

1998年のクリスマス