ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

ダマスカスに着いた

ダマスカスのバス・ターミナルでバスを降りると、たちまち20人ほどのタクシーの運転手に囲まれた。みな「オレの車へ来い」「いくら払う?」「いや、奴はBad Boyだ」とか口々に言いながら集まって来る。
中の一人は勝手に人のカバンを持って自分のタクシーの方へ行こうとする。カバンを取り戻し、セルビスを探しに行くと、そのカバンを持って行こうとした運転手がマルジェへ行くセルビスを教えてくれた。何か妙な人達だ。基本的にしつこくなく、人がいい。

セルビスはなかなかマルジェ広場につかず、少し不安になった。だが大変なのはセルビスを降りてからだった。地図を見ると陸橋があると書かれているんだが、陸橋は2つあるのだ。しかも目の前に大きく見えている陸橋は間違ってる方だったんだが、最初はそれに気づかず全然違う方向へ進み、その辺を探して散々歩き回った。店のおやじさんに道を聞くと違うことを教えられるし、最初はがんばって歩いていたが、次第に荷物の重みがずっしりと肩にのしかかったきて気がめげてきた。

とうとうあきらめて道端に立っていた警官に道を尋ねると、彼は知らなかったが、交差点にいた白バイの警官を呼んでくれ、途中から英語を少し話す通りがかりのおじさんも加わって教えてくれ、無事アル・ラビを発見できた。やれやれだ。ダマスカスに来たっていう感慨も何もなかった。

レセプションへ行くと、イスタンブルのドミトリーで一緒だったTさんがいた。グルジアへ行くと言ってたのに。話を聞くと、最後に土産にグルジア・ワインを買って帰りたいから、まずダマスカスへ来て、それからシリア→グルジアイスタンブルと帰るそうだ。そこそこ大変な思いをした後で知り合いに再会できて、ほっとした。

晩は同じ宿の日本人のみんなで、トマト・スパゲッティをつくった。1kgのスパゲッティを苦労して茹で、作ったんだが、味はいまいちだった。ともあれ、多くの人と会食するのは楽しい。

ここはホテルとしては期待してたほどではない。暖房はないし、シャワーも24時間ホットシャワーではない。少しガッカリだ。ハマのリアド・ホテルが良すぎたんだろうけど。