ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

引き続き、パルミラ遺跡

14:00頃、再びホテルを出て、遺跡へ行く。今度はカメラのみ持って出る。

ホテルの裏手のナツメヤシとオリーブの林を抜けて行く。向こうからいたいけな表情をした少年がやって来て、「カメラ、カメラ」と言う。撮ってあげたくなるが、こういうのは写真を撮って欲しいのではなく、お金が欲しいということが多い。今回も、適当に少年の相手をしつつ別の写真を撮っていると、やはり「バクシーシ」と言い出した。

f:id:doromechan:20210707215230j:plain

バクシーシをあげるのか、あげるべきでないのか、悩ましい。「喜捨なんだから、あげてもいいんじゃない」と言う人もいれば、「働かなくなるから、あげない方がいい」と言う人もいる。

f:id:doromechan:20210707215303j:plain

パルミラ(タドルム?)の街並み

バールシャミン神殿から住宅地跡に入る。広い土地に月面のように岩が散らばり、所々まだ柱が立っている。地面を見て歩くと、まだ半分地中に埋もれた倒れた円柱があったり、風化しつつある装飾を施された破片、土器のかけらなんかが落ちている。
バールシャミンは豊穣をもたらす雨の神だったと思う。

f:id:doromechan:20210707215616j:plain

バールシャミン神殿

それから葬祭殿、ディオクレティアン(ディオクレティアヌス)の城砦へ。

f:id:doromechan:20210707220112j:plain

ディオクレティアヌスの城砦

そして昨日と同じように丘を登り、城壁に座って昔に思いを馳せる。日の入りを待ちながら、ゆっくりと四面門、アゴラ、元老院、円形劇場と歩く。

f:id:doromechan:20210707220257j:plain

パルミラ遺跡 全景

また、墓の谷も見渡す。墓の谷には塔がたくさん建っている。それぞれの塔は「お墓のマンション」になっているそうだ。

f:id:doromechan:20210707220429j:plain

墓の谷

f:id:doromechan:20210707220627j:plain

墓の谷

1999年1月のある日