アラビア語の新聞を探してうろつきまわった。土産を包むのにいいんじゃないかと思って。
少し歩いて、ブースで売ってるのをみつけ、「アラビア語だぞ。読めるのか?」(たぶん)と言われるのを「いいんだよ」と答えて、買う。
続いて、バロン・ホテルの写真も撮りに行った。「アラビアのロレンス」も泊まったというホテルで、コロニアル・スタイルとか言うんだろうか、趣のある建物だ。ちょっと奮発して、ここにも泊まればよかったな。
荷物をまとめて宿を出た。バス会社のオフィスでしばらく待ち、それからGUNSASのバスに荷物を積み込む。
アンタクヤでバスを乗り換えた。
乗り換えの待ち時間にロカンタへ駆け込む。
国境を越えてトルコに入った時には特に感じることもなかった。トルコに戻ったという実感は、もう少しリアルなものを通してやってくる。例えば、やはり本当にうまいトルコのパン、TVニュースのトルコ語の響き、そして「タダだよ」と言いながら後でお金を要求して来るトルコ人など。
いよいよトルコに戻って来た。
1999年1月のある日