ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

イスタンブルへ向かう その1

(どういうわけか1日分の日記が無くて、以下の投稿は前回投稿の翌々日の話になります)

paraly-sorcy-diary.hatenablog.com

アンタルヤからアンカラへの道中で撮った写真。ガソリン代の桁数がおもしろかったのだろう。

さて、問題は2つある。1つ目は今晩のアンカラ・エキスプレスに空きがあるか、もう1つは空きがあったとして夜までどうやって時間を潰すかだ。

ともかく少し早目に起きて、チェック・アウト後、荷物を預けてTCDD(トルコ国鉄)のアンカラ駅へ向かう。ウルスからはメトロからアンカライへ乗り替え、マルテペで降りる。マルテぺから長い地下道を抜けると駅だ。駅内にツーリスト・インフォメーションがあり、そこで聞くともう既にアンカラ・エキスプレスは満席らしい。ただ、少し前の22:00にアナドル・エキスプレスというのがあるらしく、そちらは空席があるというので、アナドル(アナトリア)で行くことにした。コンパートメント寝台で、780万TLだった。

列車のチケットは確保できたので、次はウルスの郵便局へ向かったけど、今回も手紙はなかった。一度宿へ戻って荷物から「変身」を取り出し、しばらくゲンチリッキ公園のベンチで読んだ。薄い本だから、さっさと読み終わってしまわないように、ゆっくりと。昼食時までまだ間がある。時間潰しも兼ねてオトガルまで写真を撮りに行くことにした。ここのオトガルは空港ばりなのだ。

アンカラのオトガル

それも終わっていよいよ本日のメイン・イベント、大使館へ行くためクズライへ向かった。アンカライのクズライ駅からバスに乗ると早く着いてしまうので、歩いて行くことにした。途中であったマクド(ナルド)に入ってみる。ハンバーガーのセットで80万TL。高い。味は変わらないけど、なんだか見てくれが貧相だ。パンも少し小さい気がするし、タマネギの量も少ない。これで80万TLするなら、ドネル・サンドでも食べた方がいい。

大使館には13:30頃に着いた。図書室が開くのは14:45なので、前の公園でクッキーを食べ、本を読みつつ待った。ジャパニ(日本人)は1人もやって来なかったけど、しばらくすると日本語を話すトルコ人がやって来た。1年弱日本で言葉を勉強したり、日立建機かどこかで研修を受けつつ、地ビールを出す店でバイトをしたりしていたそうだ。こちらが日本人だからサービス・トークだったのかもしれないけど、日本での生活はとても楽しく、ライフ・スタイルや何やかや日本のことが好きで、また日本で仕事をしたいと言っていた。トルコの会社と日本の会社を仲介するような仕事を。そして彼にはJALのスチュワーデスをしている32才の彼女がいるそうだ。ちなみに彼は25才。日本のことを好きだと言ってくれ、穏やかに話す好感の持てる人だ。これからイスタンブルへ行くと言うと、彼はイスタンブルに住んでいるそうで、名刺に携帯電話の番号を書いて渡してくれた。

(つづく)

 

1998年12月のある日