ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

シリアのビザを取る準備

今朝は宿1階のラウンジで、アメリカによるイラク空爆のニュースを見ながら朝ごはんを食べた。

それから再び日本領事館へ向かう。ギリシアへ行くつもりでイスタンブルまで戻って来たのだけど、いろんな場所でシリアを始め中東はいいという話を聞くうちに、そっちへの気持ちが募って来た。Nさんにバスのナンバー(52)を聞いて、少々焦りながらエミノニュへ向かった。エミノニュで焦りつつ30分程待つと、やっと52番のバスがやって来た。

バスを降りて足早に小雨降る中をスイス・ホテルへ急ぐ。領事館は午前の部は12:30までだけど、どうにか12:00少し前に着いた。窓口でシリア・ビザを取るためレターが欲しい旨伝えると、窓口のおばさんは「昨日アメリカがイラクを爆撃したの知ってます?」と言って奥へ引っ込み、それっきり15分ばかり出て来なくなった。「おいおい、シリア行けないんじゃないの?(レター出してもらえなくて)」と不安になりながら待つ。

その間プライベート・レターの方をチェックすると、ギリシアのガイド・ブックが来ていた。バッド・タイミングというかグッド・タイミングというか、しばらくその中に入ってた手紙を読みつつ待っていると、やっと今度は別のスタッフが出て来た。「やはりダメか。行くなと説得されるのか」と思ったけど、スタッフの対応は穏やかなものだった。「シリアの危険度は1だけど滞在中は情報に気をつけ、大使館へもいつでも連絡を取れるようにしておいてください」と丁寧に言われ、その後、5分ほどでレターは出た。その場で出してくれるとはありがたい。だけどシリア領事館は9:30-11:00なので、今日はそのまま宿へ戻った。月曜まで領事館はクローズだから、2日間のロスとなった。

昼ごはんをクッキーで済ませてから銀行めぐりに出かけた。手持ちの$が少ないから、少しリラを$に替えようと思ったのだけど、銀行ではことごとく断わられた。そりゃそうだ、インフレが進み、どんどん価値の落ちていくリラを$に替えてくれるはずはない。何軒目かの銀行で英語を話す親切な銀行員がエクスチェンジ・オフィスで替えろと教えてくれた。$を買うと高くつくけど、とりあえず明日300$を用意することにする。

宿に帰ってから何をしていたか覚えていない。恐らくシリアのガイド・ブックを読み、残り日数を何度も数え、限られた日数でどこをどう回ろうかと悩んでいたんだろう。

夕食はまた皆で中華に行き、夜はオリエント・ユースへまたもやベリーを見に行った。今日は生バンド付きで、この前とは違う人だ。踊りはうまいんだけど、どういうわけかこの日の店の盛り上がりは今ひとつだった。

宿に帰ってからは飲み足りないUさん、Tさん、Iさん、Sさんと、それからUさんの知り合いの明るい韓国人女性とで遅くまで飲み、楽しく話した。

 

1998年12月のある日