ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

イスティクラール通り

今日も特にすることはなく、朝食後のんびりと、まずお金をおろしに行き(シティバンクの口座を作ったのでトルコのATMでお金をおろせる)、それから写真を撮って、昨日、Iさんに教わった代理店へ学生証を作りに行った。シリアではこれが効くらしいのだ。通常料金の1/20になるらしい。30$(900万TL)かかるけど、つくらない手はない。店ではパスポートを見せる必要もなく、名前と生年月日と大学名だけ聞かれ、代金を渡すと、14:00に取り来いと言うだけのあっさりしたものだった。

それが終わって一度宿に戻ろうかなどと考えていると、もう12:00だ。アンカラで時間潰しに困っていたのがウソのようだ。トラム沿いを歩いてるとSさんの姿を見かけたので声をかけ、一緒に鯖サンドを食べに行くことにした。今日は珍しく昼頃まで晴れ、鯖サンド売りの写真も撮ることができた。

鯖サンド売り

それからSさんと別れ、まず$をつくる。ATMで2回に分けて8000万TLをおろす。32000円なのだけど、さすがに恐ろしい桁数だ。それをシルケジ駅前のエクスチェンジ・オフィスで$に替えた。トルコではなかなか重みのある多くの500万TL札が、たった3枚の100$札に替わってしまった。

鯖サンドはガラタ橋たもとの船の上で売っている

今日の仕事はこれで終わり。あとはガラタ橋周辺で写真を撮ったり、イスティクラール通りをぶらついたりする。イスティクラール通りは京都でいうなら四条河原町周辺といったとこだろうか。多くのブティック、本屋、CD屋が並び、休日なこともあってにぎやかだ。

イスティクラール通り

歩いているとCD屋からきれいな女性ヴォーカルが流れてきた。店の外にまで響き、思わず引き返して店員にその女性ヴォーカルの名を聞いてメモした。

イスティクラールは通りの表もにぎやかだが、路地に入るとにぎやなバザールのようなところもあって楽しい。ただぶらついているだけでも。帰りにはイスティクラールの一番入り口(旧市街側)のあたりにある楽器屋で冷やかしでチェロを見たりして、旧市街へ戻った。

ガラタ橋の新市街側だったかな、魚屋もあった

代理店へ学生証を取りに行くと、14:00に来いと言ってたのに、その場でつくりだした。学生証も手に入れたことだし、後の問題はシリア・ビザだけだ。ツーリスト・インフォメーションで聞くとやはりシリア領事館は土日は休みらしいので、月曜即日発給を願うばかりだ。少しでもシリアでゆっくりしたい。トルコも1ヶ月かけてまわったし、イスタンブルでものんびりしてるから、あまり急ぎの旅はしたくないのだ。

ガラタ橋ではたくさんの人が釣り糸を垂れている

18:30頃、Iさん Uさん、Sさん、そして今日来たTさん、Sさんと今日も中華料理屋へ行く。帰り道、安いビールを買って戻る途中、花火が鳴り出した。ブルーモスクの近くで打ち上げているらしい。ラマダンが始まるのだ。イスタンブルではあまりちゃんとやらなそうだけど、それでもブルーモスクの広場では木に飾りつけをしたり、食事を配給するテントが立ったりしている。イスラム教徒でない自分の食事がどうなるのか気になりはするけど、明日から街がどんな風になるのか楽しみだ。

花火を背景にしたモスクを見ようと急いだけど、間に合わなかった。トルコ人に頼んでSさんとIさんと私の3人で写真を撮ってもらって帰って来た。

夜のブルー・モスク

夜は例によって宴会だ。外国の話、そしていつしかガンダムの話に移って行った。隣室ではギターの弾き語りが続いている。

 

1998年12月のある日