最近、紙の本を何冊か買ってしまった。電子書籍化を待てなくて。家が狭いから、なるべく我慢はしてたんだけど。
持っている紙の本のほとんどは家には置ききれないので、コンテナハウスを借り、密閉性が高そうなコンテナに乾燥剤などとともに入れて保管している。それでも本にはよくない環境だとは思うけど。
そのコンテナに思ったより空きがあったので、気持ちが緩んだんだろう。
お金と場所に余裕があれば、大きい書店に行って、端から端までくまなく歩き、その途中、自分を呼んでるような気がする良さそうな本(もちろん全然知らない本でもかまわない)をどんどんバスケットに放り込み、自宅に送ってもらう…っていうのをやってみたい。
でも現実は電子書籍を買うことがほとんどだ。いい感じの本が並んでいる本棚を見るとニヤニヤしてしまうし、本当は紙の本を買いたいんだけどな。
「読みたい」から買うのがもちろん基本だけど、別に「買いたい」から買うのでもいいと思う。
いずれは読むかもしれない本を眺めてはニヤニヤしたり、時が満ちれば実際に開いて読んだり。何が「時が満ちれば」なのかよくわからないけど。また、本の香りが好きという人もいる。物としての本も好き、読めるインテリア、というような感じ。
電子書籍は場所を取らなくていいんだけど、本棚に並べることはできない。
子どもの頃、親の本棚から良さそうなのを抜いては読んでいて(だからSFとか冒険小説とか好きになっちゃったんだけど)、で、より一層の本好きになったという面もあるだろう。
例えば、こんなのとか。本が出て来ないのは、とりあえずBlu-Rayを紹介しておこう。
だから、自分の子がそれをできないのはちょっとイヤなんだな。
そうして本棚に並んだ本、親の読書習慣という文化資本(娯楽本ばかり並べといてなんですが)が私に引き継がれたわけだけど、じゃあ、私の先にはそれが引き継がれるのかどうなのかということになるので。
「私の先」がどう感じるかはわからないけど、私は読書が好きで、「私の先」にもその楽しさを知って欲しいわけで。
狭い家ながらなるべく本は置くようにしているけど、そろそろ絵本を少し片付けて、私が例えば小学生の頃に親しんだ本も並べてみようかな。