前回投稿では、カッパドキアのツアー前編をご紹介しました。
paraly-sorcy-diary.hatenablog.com
今回はその続きです。
4. キャラバンサライ
シルクロードを使って交易がされていた頃の隊商宿。近くで見るとそんなに大したことはないようにも思えるが、遠く車中から眺めると、夕陽に照らされた廃墟の美しさがある。
5. アヴァノス
ここは陶器の町。白陶と赤陶を作っている工房を見学できる。オスマン時代の陶器はいまいちだったが、イズニックのブルーや精緻な模様は美しい。
ここで日本語を話す男性と会った。彼は日本に来たことがあり、日本語をよく話す。伊万里(有田だったかも?)で仕事をしたり、清水にも行ったことがあるそうだ。赤陶つくり(ろくろ)をした後、彼と話をした。日本語の言葉の使い方を教えたり、逆に時代ごとの陶器の模様を教えてくれたり、最後にメール・アドレスを渡して別れた。
ギョレメへ帰ったのは18:00過ぎ。葉書、パン、蜂蜜等を買ってホテルへ戻り、洗濯をする。このホテルには洗濯用のタライと洗剤が置いてあるのがよい。
洗濯物を屋上の物干し場へ干しに行くと、日本人男性が部屋から出て来た。50歳前後のおとなしげな人で、下のバーで友だちと飲むからよかったら一緒にどうかと言ってくれたけど、その後、町をぶらついていたら、トラヴゾンで一緒だった人たちと会い、結局、彼らとトルコの地酒ラクを飲むこととなった。
ラクは40%ぐらいの透明な酒だけど、水で割ると白くなる。味は甘く、妙な味だ。内蒙古の白酒(パイチュ)といい、地酒がおいしかった試しがない。
その日は0:00頃にホテルへ一人戻った。明日からはこのホテルから引っ越そう。
1998年11月のある日