ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

イスタンブル旧市街観光 その1

 今朝は昼まで眠るつもりだったけど、07:30頃に目が覚めてしまった。それからしばらくは部屋でゴロゴロして本を読んだりしながら過ごした。街に出るとまた物売りにつきまとわれたり、Fに会ってしまったりしそうだし、何となく気が乗らない。

 それでも09:00過ぎには出かけた。昨日ブラブラしていてブルーモスクが意外に近いことがわかったので、まずそっちへ行ってみる。

 行く途中にちょっとした公園のようなものがあり、ベンチが置いてあったりするのだが、そこからまずブルーモスクが見えた。
 壮麗なモスクだ。ドーム自体が他のモスクよりかなり大きいし、ミナーレ(尖塔)が6本(普通は4本とか)もある。

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スルタン・アフメット・ジャミイ(ブルーモスク)

 ブルーモスクに入る前に、そのまわりをぶらついてみる。テオドシウス1世がエジプトから運ばせたオベリスク等がある。ブラブラしていると、日本人カップルがガイド付きで歩いていた。昨日一日だけでもう心細かったり、さびしかったりしたので、「今日は日本人と話せるかも」という期待が湧きおこってくる。ここはメジャーな観光スポットだから。

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ブルーモスクのミナレット(尖塔)

 だいたいどのモスクも、上から見た時に、長方形のように回廊があり、長方形の上部にモスク(ジャミイ)がある。そして、回廊にはミナーレが立っている。回廊で囲まれた内側は石畳の中庭になっていて、回廊の各一辺の中央に出入り口がある。

 中庭部を見てまわる。さすがに最も有名なジャミイなだけあって、壮麗で大きい。特に朝日の逆光の中では、モスク本体もよいが、回廊部もシックで趣があっていい。

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ブルーモスクの回廊

 悦に入りながら写真を撮ったり、非英語圏の外国人に写真を撮ってもらったりしていると、日本人の団体が入って来たので、早速写真を撮ってもらった。寂しいどうこうってのもあるけど、一人旅で困るのはやはり写真だ。三脚を立てないと自分の入った写真は撮れない。

 ブルーモスクは中も美しい。赤や青の装飾が薄暗がりの中でとてもきれいだ。青地にアラビア文字や花模様、幾何学的な模様が描かれ、美しい。

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スルタン・アフメット・ジャミイ(ブルーモスク)の内部

 次にアヤソフィアへ向かった。
 ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャミイ)の隣だ。ここは入場料がいる。一般は100万TLだが、国際青年証を見せながら“Öĝrenci ”(学生)と言うと、75万TLになった。
 こちらはモスクと違って、えらく建物が古めかしい。中に入るといかにも古くて価値がありそうなモザイク画がその辺に置きっ放しになっていたり、最も高いドームの下に足場を組んで修理をしたりしていた。

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アヤソフィアの内部

 この建物は宮殿だと思い込んで見ていた。いかにも古めかしいし、権威なんかを感じさせる構造だからだ。ドームの下の2階部分など、柱の影で宦官がよからぬ相談をしている、なんて場面にぴったりだ。

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アヤソフィアの内部

 ここではフランス人女性3人組の写真を撮ってあげた。外に出ると日本人の団体(驚いたことに着物の人がいた)とトルコ人の小学生かな、子ども達の団体がいた。この2団体と一緒にトプカプ宮殿へ向かう。子ども達は元気がよく、横目でチラチラとこっちを見たりしていたが、そのうち“Where are you from?”なんて質問してきた。途中からはみんなで歌を歌い出したりして、とてもかわいらしかった。

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アヤソフィアの内部

1998年11月のある日