ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

クネイトラへ行く準備

夜の寒さについてだいぶ聞かされていたから、ズボンの下にジャージをはき、シャツのまま寝るという重装備で挑んだけど、寒さはさほどでもなく、ゆっくり眠ることができた。

ドミトリーで同室となったHさんとパン、牛乳を買いに出て、その時の話から、明日、一緒にクネイトラに行くことになった。

ホテルの中庭で食事をとっていると、これまでにも別の町で一緒になったことのあるTさんとT君がチェック・アウトして、バスを待っていた。
Tさんはアンマンへ、T君はパルミラへ向かうのだ。T君を見送り、しばらくして戻って来たTさんに別れのあいさつを済ませて、Hさんと一緒に12:00過ぎにクネイトラへ行くパーミッションを取りに行った。

クネイトラはこちら。ダマスカスから南東に40kmくらい行ったところ。

 パーミッションを取るところへ着いた。内務省だったような気もするが、自信はない。
キョロキョロしていると、そういう外国人がよくいるからだろうか、その辺にいた人が「クネイトラ、クネイトラ」と言いつつ、どこへ行けばいいか教えてくれた。
その建物の前にいた人にパスポートを渡すと、その人は建物の中に消え、10分ほどするとパーミッションの用紙を持って出て来た。この人は親切に、どこからクネイトラ行きのバスが出るかを地図を示しながら教えてくれ、その場所の名をアラビア語で書いてくれた。

帰りも同じ道を歩いて帰る。この辺は各国大使館が並んでいる。T君の話だと、アメリカ・イギリスによるイラク空爆に抗議するデモで壊されたイギリス大使館があるそうだが、それは見なかった。途中、陸橋の下の公園のベンチに座って、シャイを飲む。

帰ってホテルの中庭で休んでいると、隣室の女性が帰って来た。話の流れで、彼女も一緒にクネイトラへ行くことになる。

 

1998年12月のある日