少し休んでから、ウマイヤド・モスクに出かけた。
最初にスークを通り抜けなければならない。ここのスークはアレッポに比べると大きく、歩いていると多くのシリア人から英語、日本語で話しかけられる。ほとんどカーペット屋かアンティーク屋だ。
スークを抜けるとウマイヤド・モスクだ。チケットを買って(10SP)、中に入る。
石の中庭の一面に大きな構造物があり、モザイクで金地に緑の植物が描かれている。大きく、そしてきれいだ。
もう一面の回廊にも同じようなモザイクがある。これも金と緑に満ちている。
中に入ると列柱が並ぶ中、たくさんのシリア人が祈っている。薄暗い照明の中、何を言ってるのかわからないが、アラビア語の説法のようなものが響き、静かな、穏やかな気持ちになれる。
ただ、遠慮もなくフラッシュをたいて写真を撮る観光客がイヤだった。ここはイスラム教の聖地、祈りの場なんだから。
ともかくここの雰囲気はよかった。ダマスカスを去るまでにまた来るつもりだ。
宿へ帰り部屋に1人でいると、同室のHさんが帰ってきた。アザーン・ウォッチを買って。
アザーン・ウォッチは目覚ましの時、あるいは任意のときにアザーンが鳴る。イスラム圏にいるうちにアザーンに耳が慣れてしまい、ないと寂しいような気がして来ている。こういうお土産もいいかもしれない。
日の入り(16:30のアザーン)を待って、明日、一緒にクネイトラへ行く3人で食事に出た。トルコのロカンタ風の店で、ライスとおかずで35SPだった。安い。
今日はちゃんとシャワーを浴びることができた。明日はいよいよクネイトラだ。