ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

2024年4月〜5月に読んだ本から

4〜5月に読んだのは以前に紹介したこともあるマンガの続刊がほとんどで、今回は2作品だけ。

 

地球を離れ、数世代に渡って他恒星系の惑星を目指して旅して来た巨大な宇宙船。目的地が近づき、ついに減速する日に向けて、クルーはエンジン再稼働の準備に忙しい。

そんな中、あるクルー(主人公)は宇宙船の外に、宇宙服を着ていない少女を見る。天才ハッカーの友人と行動するうちに、上級士官の不穏な動きに気づいたり、目的地の惑星に降りるべきではないと考える過激派の活動に巻き込まれたりして…

と、ネタバレできませんが、ハードSFであり、サスペンスであり、AIとかいろんな要素を取り込んでいて…と楽しく読めます。また、恒星間宇宙船の話はよくありますが、その宇宙船が目的地に近づいて減速するところを描いているのは珍しいなと思いました。(私が知らないだけで、他にもあるのかも)

 

大事にチビチビと読もうと思っていたのに、一気に読んでしまいました。

以前にも書いたかもしれませんが、なかなか読む気にならずにいた作品でした。「孤独のグルメ」「深夜食堂」みたいなマンガがたくさん出て、そういうのはもう飽和状態だから、ちょっと変化球で舞台をダンジョンにしてみて…という感じなのかなと思ったりしていて。

その後、九井諒子さんの別作品を読み、絶対に前段落のようなことはなさそうだと思って、この「ダンジョン飯」を読み始めたのでした。

で、いい作品でした。ポッドキャストにこんな番組もあって、なるほどと思いました。

アフター6ジャンクション 2:Apple Podcast内の特集:シリーズ<国産RPGクロニクル> 『ダンジョン飯』について語る編!by渡辺範明さん

うろ覚えですが、まとめるとこんな感じです。

  • 王道のファンタジーである。
  • 途中から大変なことにもなって行くけど、よくある「世界を救う」的な悲壮感がない。最初の頃のほのぼのともした、コメディ風の雰囲気も失わない。
  • 「食」の話が最後までどっかに行かない。ラスト近くの「大変なこと」も、ちゃんと「食」と結びつけて終わる。

などなど。

そして、電子書籍で読んでいたのですが、気に入ったので、紙の本も買っちゃいました。