もうだいぶ前のことになりますが、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」を観に行きました。
映画の公式サイトはこちらです。
ストーリーとしては…
学校の音楽会かいに向むけてリコーダーの練習をしているのび太の前に、不思議な女の子が現れます。
少女は故郷の星(宇宙ステーション?)「ファーレ」にのび太達を招きます。ファーレは音楽をエネルギー源にしていて、演奏の名手「ヴィルトゥオーゾ」であるのび太達と一緒に演奏することで、ファーレを蘇らせようとしていたのでした。
順調に回復して行くファーレなのですが、ノイズという宇宙生命体(?)が忍び寄って来ます。ノイズは音楽を吸収してしまいます。少女の母星はかつてノイズに襲われ、エネルギー源がなくなり、惑星には住めなくなってしまったのでした。
そして、ノイズの魔の手は地球に迫ります。はたしてのび太達はこの危機を乗り越えられるのか。
というもの。(引用で書きましたが、コピペしたものではありません)
何かの危機をのび太達が活躍して乗り越えて行く、というのはドラえもん映画の基本的な形ですが、音楽がテーマなのが新しいと思いました。
で、その音楽がいいんです。
のび太はリコーダー、しずかちゃんはパーカッション(打楽器)、スネ夫はヴァイオリン、ジャイアンはチューバ、少女は歌だったと思いますが、それぞれの魅力を引き出す曲が出て来たり、アンサンブルの妙味を感じさせたり。
また、歌う弦楽器、時に訥々と時にコミカルに語るような木管楽器、華やかな金管楽器とオーケストラの魅力を散りばめた曲がたくさん出て来ますし、シンフォニックな響きにも(特に映画館で観てたので)圧倒されます。ホールでオーケストラを聴く時のように音に包まれますし。
クラシック音楽入門にぴったりですし、その他のジャンル(ジャズとかロック)も出て来ますよ。
どの曲もよかったですが、一番感動したのは、演奏が始まる前のオーケストラのチューニングの場面でした。アマチュア・オーケストラで長く演奏していたこともあり、A(ラ)の音が重なって行きくあの「これから素敵なことが始まるぞ」というワクワク感がたまりませんでした。
で、映画を観た後はこのサントラをしばらくヘビーローテーションで聴いていました。「地球交響楽」はどこかのオケが演奏会でやればいいのにな。
映画自体もそろそろレンタルとかストリーミング・サービスに出て来る(あるいは既に出ている)かもしれませんね。ぜひ、ヘッドフォンとかでもいいので、家でできるなるべくいい音響で、ご覧ください。