ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

アンカラからアレッポへ

しっかりと眠れぬまま、08:30頃、アンタクヤに着いて、前のシートに座っていたトルコ人に起こされた。アンカラから10時間くらいになるのかな。
アンカラからアレッポに直行かと思っていたけど、そうではなかったのだ。乗り換えのアレッポ行きのバスは10:00発のようだ。

f:id:doromechan:20210123102904j:plain

アンタクヤアレッポなどの位置

することもなくバス会社のオフィスのロビーで本を読んだりしていると、両替屋(闇チェン屋と呼んでた)が代わる代わる寄って来る。
シリアでは、銀行では1$が42シリアポンド(SP)くらいだけど、闇チェン屋は1$=50SPで持ちかけて来る。アレッポで両替すれば恐らくもう少しいいレートで両替できるだろうけど、初めての国に入る心細さも少しあって、いくらか両替した。見ていると、シリアから来る人も、ここの闇チェン屋を結構利用しているようだ。

バスは「予定通りに」予定より少し遅れてアンタクヤを出発し、11:20頃にトルコ側国境に着いた。出国のスタンプを押されたパスポートを受け取るために一度バスを降りたが、こっちの方はすぐに終わった。

シリアの入国には少し時間がかかった。
まず、入国カードを2枚書き、バスの乗客一人ずつが係官から簡単な質問を受けて、パスポートにスタンプをもらう。
オフィスの外に出ると、別の係官がバスの開くところは全てを、また車内もチェックしている。
それからまた一人ずつ手荷物検査だ。さらに車内に戻ってからも、もう一度パスポートのチェック。結局、この間、1時間30分はかかった。

シリアでは、いたるところに(1998年当時の)アサド大統領の写真や絵が貼られている。アサド大統領の2人の息子の絵も。
トルコではいたるところにアタテュルクの写真や絵が貼られていたけど、あちらは敬意の対象という感じなのに対し、こちらは威圧感がある。

 1998年12月のある日