ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

パルミラ遺跡

チェックインが済むと、期待に胸を高まらせつつ、パルミラ遺跡に急ぐ。

目の前には広大な遺跡、遠く山の上にはアラブ城がそびえている。

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パルミラ遺跡 全景

その中を1時間半以上かけてゆっくりと歩き回る。四面門、アゴラ、元老院跡、列柱回廊…どれも素晴らしい。

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四面門

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列柱回廊

そして、小高い山の上から全体を見下ろす。山の上から見下ろすと、昔日の繁栄、迫り来るローマ兵との戦いなどのシーンが頭に浮かんでくる。

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パルミラ遺跡 全景

円形劇場、記念門、遺跡の中は無料で自由にどこでも歩き回ることができる。

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円形劇場

時間はちょうど夕暮れ時。遺跡は徐々に黄色く、そして赤く色を変えてゆく。その美しさ、見事さ、言葉で説明できない。ただただもう素晴らしい。旅行中、あちこちの遺跡を見たけど、遺跡を見てこれほど深く喜びを感じたことはない。

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四面門

円形劇場を見ていると、写真を撮っていた男の人が声をかけてきた。パキスタン人らしい。
その後、しばらく彼と一緒に歩く。早口で英語はほとんど聞き取れなかったが、彼は今日中にホムスへ帰るらしい。時間を気にしている割には、悠長に写真を撮っている。大丈夫なのか?

16:30のバスが最終だと言ってたのに、もう16:30を過ぎ、カルナック(国営バス)の便はなくなった。
そんなわけで彼と一緒に他のバス(プルマン=民間バス)を探すことになる。寒い中を歩くことしばらく、やっとホムス行きのミニ・バスがみつかった。早く帰りたかったが、見知らぬ土地で、あるかどうかわからないバスを探す心細さを考えると、それはできなかった。

彼を見送ってから、昼間、日本人がいた店に行ってみる。観光地だけあって、さすがに安くはない。キョフテ、ナス、トマト、フライドポテト、ピラフの定食で125SP。日本人料金で本当は150SPだそうだ。本当かなあ?
しかし高いだけあって、味はよい。チキンに飽きていたから、キョフテもポテトもうまいし、ピラフは特にうまかった。明日も昼はケチって、夜はここにしようか。

明日もパルミラを堪能しよう。

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パルミラ遺跡 全景

 

1999年1月のある日