ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

アンタルヤへ

09:45過ぎのサービス・バスに乗って、マルマリスのオトガルへ向かった。バスがオトガルに着くと、マルマリスに着いた日にユースホステル(あるいはPTT)への道を教えてくれた金髪の兄ちゃんがいて(トルコには金髪から黒髪まで何でもいる)、こちらに気付き、手を振ってくれた。

バスは旧型のメルセデスだ。最新のメルセデスはO403というもので、これは明らかに乗り心地がいい。日本の高速バスと違って4列シートだけど、振動は少ない。だからバスが旧式だとちょっとがっかりする。

ともかくそのバスで10:00過ぎにマルマリスを後にした。地中海を右手に見ながらずっと海岸沿いを行くかと思っていたのだけど、海の見えない内陸の道を通った。残念だ。

途中フェティエのオトガルで昼食休憩となった。オトガル内のロカンタでビベル・ドルマス(ピーマンに肉とピラフを詰めてトマト・ソースで煮込んだもの)に初挑戦する。ピラフが詰まっているだけかと思っていたけど肉も入っているし、何よりちゃんと温かいのがありがたい。

バスは16:00アンタルヤ着だとマルマリスのパムッカレ・オフィスのおじさんスタッフは言っていたけど、とても間に合いそうにないペースでバスは走り、結局アンタルヤに着いたのは17:00頃だった。

オトガルでパムッカレのサービス・バスに乗り込む。ここのオトガルは街の中心から離れているのだ。
バスにしばらく乗っていると、後ろに座っていたトルコ人男性が話かけてきた。「君はどこへ行くつもりなんだ?このバスはサービス・バスだから降りたいところを言わないといけないんだよ」。トルコ語ではなく英語でだ。そこでカレイチで宿を探すつもりだと言うと、じゃあ自分も一緒だからついて来いってことになった。男はマルスリスに住んでいるが、仕事で2週間アンタルヤに滞在するそうだ。その仕事っていうのがカーペット屋で少し警戒してしまうけど、彼の常宿が150万TLだと言うので連いて行って、結局同じ宿にした。建物もきれいだし、お湯も出そうだ。ただ暖房はない。ベルガマを除いてはエーゲ海、地中海沿いの宿では暖房なしだった。夏のリゾート向きの土地だから、そんなもんなのだろうか。ともかく彼のおかげで安く快適な宿をみつけることができて、感謝すると同時にホッとした。

荷物を降ろして一息ついてから洗濯をする。ビニール袋洗濯法を試してみる。Rさん達がやっていた方法で、大きめのビニール袋に服、水、洗剤を入れてシャッフルするのだ。どれほど洗えてるのかわからないけど、これは楽チンでいい。ただ、1回でビニール袋は破れてしまったが…

それから街に出た。新しい街に来るとまずPTTやよさげなロカンタ、雑貨(パン)屋、バス会社がどこにあるかをつかんでおきたい。

いつもの朝ごはん エクメック(パン)、牛乳、ジャム(マルマリスで撮った写真だけど)

それからドネル街のロカンタに入った。ここはアーケードの下両側にずらっとドネル屋が並んでいる。 80万TLのドネルを注文したら、店の主人がトマトかヨーグルトかと聞いてくる。ここではソースをかけるのかと思ってトマトというと、ヨーグルトのついてないイスケンデル風のドネルが出て来た。食べ終わって勘定をしてもらうと90万TLだという。ソースをかけたからだ。言葉が不自由だと、こういう行き違いもある。
出鼻をくじかれたような感もあるけど、街自体は悪くなさそうだ。トルコでは地中海岸最大のリゾート地というから、明日晴れていたら楽しみである。

 

1998 年12月のある日