ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

阪神・淡路大震災から27年か

27年前の昨日(1月17日)、早朝に大きな地震が起きた。

kobe117shinsai.jp

当時は京都市も北の方にいて、幸い、自身も一人暮らししていたアパートも大丈夫だった。でも、かなり怖い経験だった。後にも先にも、「本当に死ぬかも」と思ったのは、この時だけかもしれない。

いつもと変わらず、大学近くのアパートの自分の部屋で眠りについた。
当時は緊急地震速報なんてなかったんだけど、体が何かを感じたのか、早朝に目が覚めた。
寝ぼけた頭で「あー、地震か。まあ、震度2とか3なんだろう」とぼんやりと思いながら、もう一度眠りに落ちて行こうとしていると、揺れがどんどん大きくなって行く。

今度は、はっきり目が覚めた。えらく長い地震だ。しかも、地震はさらに大きくなって行く。どこまで大きくなるんだ。
布団に寝そべったまま、生まれてこの方経験したことのない揺れの大きさに、「もしかして、これはやばいのでは。本当に死ぬかもしれん。」と、胃のあたりがズンと重くなる感じがする。それでも、動けない。身がすくむというのだろうか。

やがて揺れはおさまり、学生らしく前夜遅くまで起きていたので、「ああ、よかった」と安心しながら、また寝た。
今なら、そのまま起きてニュースを見るのだろうけど、その時はこんな感じだった。地震に限らず、死者がたくさん出る自然災害なんて「どこか遠いよその国の出来事」でしかなかったから。

www2.nhk.or.jp

二度寝から起きて、テレビをつけると、信じられない光景が報道されていた。燃える街、横倒しになった自動車道、倒壊した建物…
後に子どもが生まれ、阪神・淡路大震災を振り返る番組の一部を一緒に見た時は、「これ、映画?」と言っていた。そう思うよね。

ニュースを見ている間にも死者数はどんどん増えて行く。
この機会に調べてみたら、関連死を含めて6434人が亡くなったそうだ。(2006年5月時点)

当時は「もう自分が生きている間には、これほどの人が亡くなる災害を目にすることはないだろう」と思っていたけど、その後、東日本大震災(2011年3月11日)では1万5899人(2021年3月時点)の方が亡くなるのを見ることになる。

それでも、地震にも津波にも、強くなっているのだろう。震度5強くらいの地震では、亡くなる方は随分減った。(1人でも亡くなれば、それは大きな悲劇であるけれど)

自分が生きている間に、いや、子どもを含む自分の親しい人が生きている間に、またそれ以降でも、例えば東南海地震などや破滅的な火山噴火などが起こらないことを願うばかりだ。

www.asahi.co.jp