ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

キャフタの街で 01

 今朝はゆっくり寝るつもりだったけど、お腹の調子が悪くて07:30には起きるハメになってしまった。今頃下痢気味になるとは。昨日のロカンタが悪かったのかな。

 それはともかく、今日は11:00にイタリア人のMと待ち合わせて、キャフタの街を歩くことにした。庶民的なチャイハネでチャイを飲み、ロカンタでピデ(トルコ風ピザ)を食べる。

 Mはよくしゃべるおもしろい人だけど、結構うさんくさくもある。仕事をしてるのかどうかもわからん。もうイタリアを出て半年程になるそうだけど、その前には南米に行っていたらしい。
 …でも、そんなことでうさんくさいとか言ってたら、自分自身だってうさんくさいな。ともあれ、気のいい人だし、インドの話やトルコで行った場所の話も参考になる。

 食事の後はPTT(郵便局みたいなところ)へ行った。日本の家族に電話するためだ。老犬が元気かも気になる(もちろん家族が元気かも気になるけど、何せ老犬だから)。PTTからテレフォンカード(日本のではない)でかけようと思ったけど、テレフォンカードは売ってなかった。幸い、PTTに英語を話す学校の先生がいて世話を焼いてくれたので、問題なくかけられた。もちろん家にも問題はなし。ただ、もっと頻繁に電話しろと言う。心配しているのだろう。クルド地域の近くにいると言わなくてよかったかもしれない。
 ちなみに、このときの電話代は、約30秒につき110万TLだった。

 PTTの前では数人の小学校低学年くらいの女の子が遊んでいた。外国人が珍しいのか、さっきからこっちを見ては笑ってみたり、恥ずかしがってみたりしている。“フォト、タマム ム(いいですか)?”と聞いてから、写真を撮らせてもらった。一人の女の子はもう一人の子の後ろに隠れたりしていたけど、そのうち逃げてしまった。

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 そんな風にして日本の写真を見せたりしていると、PTTから中年男性が出て来た。タバコを勧めてくれた上で(私は吸わないけど…)、「オレの写真を撮ってくれ」と言う。「どうだ、これがオレのロバと馬車だ」という感じで、得意気に馬車の上に座り、写真を撮ってあげると、住所を書いて「ここへ送ってくれ」と言う(このやりとりは先ほどの教師の通訳で)。次いで、「オレの友だちの写真も撮ってくれ」と言うので、撮ってあげた。彼らはお金を要求せず(そういう連中もいる)、撮ると「送ってくれ」と言う。うん、もちろん送るとも。

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 ついでに教師とMのツーショットも撮って、教師の住所も聞いておいた。

 こういうのは初めてだけど、いいな。

 

1998年11月のある日