ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

パムッカレの夜(思わせぶりだが何も起こらない)

石灰棚を下りて、マルマリス行きのバスを探す。やはり冬場なだけあって閉まっているオフィスが多い。しかもマルマリス行きは05:00とか07:30とか無茶な時間の始発が多い。

どうしようかと歩いていると、地元の子がサッカーをしようと言ってきた。観光地だけに子供でもついつい「No Money」なんて言ってしまったが、この子は本当にサッカーをしたかっただけのようだ。「No Money」なんて言ってしまった自分を少し恥じつつ、しばらくサッカーをし、道端に座り込んで話をした。「ガラタサライ」(イスタンブルをホームにするプロ・サッカー・チーム)なんて名前を出すと喜んでいた。よかった。

結局、マルマリスへは13:00のバスで行くことにした。マルマリスへ着くのは18:30、暗くなってからになるが、今回はマルマリスにあるらしいユース・ホステルに行くから宿を探す必要もないし、まあいいだろう。

あとはロードスへのフェリーが都合のいい曜日にあることを願うのみだ。

夜は「ホテルで夕食を」とがんばられたの断って外へ食事に出る。
レストランではちょっと張り切って、なすにミンチ状の肉を詰めてトマトソースで煮たもの(恥ずかしながらeggplantが茄子だと初めて知る)、煮込んでないキョフテを注文した。
店では白人のグループが談笑しながら食事している。こっちはアジア人一人。久しく日本人とも会ってないし、友人達とトルコを訪れて旅している彼らがうらやましい。

夜はぬるーいシャワーを浴び、と言うより、手足を洗うだけにした。こんなぬるいシャワーを浴びたら風邪をひく。暖房もない部屋なのに。ぬるいシャワーも久しぶりだ。トラブゾン以来かな。こんなぬるいシャワーでトルコ人は平気なのか?皆が皆ハマムへ行くわけでもないだろうし。家にはちゃんとした温水器があるんだろうか。

 

1998年12月のある日