まだ読んでる途中なのですが…近藤滋「波紋と螺旋とフィボナッチ:数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘」、とってもおもしろい!
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学研メディカル秀潤社:波紋と螺旋とフィボナッチ
http://gakken-mesh.jp/book/detail/9784780908695.html
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生物の形(例えば貝の形)や生物の模様(例えばシマウマの縞)などはどのようにできるのかが、わかりやすく書かれています。
言われてみれば、不思議ですよね。
この本の最初の方に出て来る例、自分たち人間の成長。成長とともに頭も大きくなって行きますが、では頭蓋骨はどう大きくなって行くのでしょうか。
単純に周りに骨を付け加えて行くというわけにはいきません。そうして厚みが増して行くだけだと、脳の入る場所は大きくならないかあるいは無くなってしまいます。また、鼻の部分には穴がありますが、それもふさがってしまうでしょう。
どうしているかと言うと、ある部分は付け加え、ある部分は削っているそうです。
それを骨の周りの細胞達がせっせとやっている…現場監督が指示しているわけでもなく。
誰しも何も意識せずに成長して来てるわけですが、すごい話ですよね。
ともあれ、そういった複雑なものは難しいので、まずは貝殻がどう大きくなって行くのかが説明されます。
ここでは書きませんが、以外と少ないルールで時に渦を巻いたりするあの造形が自然にできあがるそうです。
拙い紹介ですが、ほんと、読んでてワクワクしますよ。
そうは言っても難しいこと書いてんじゃないの?、と思われるかもしれませんが、わかりやすく、時に冗談を交えて楽しく進んで行くので大丈夫!
科学の楽しさを満喫できますよ。