ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

キャフタへ

 目が覚めると、周囲の風景は一変していた。まず空には雲一つなく、晴れている。トラブゾンではずっとしのつく雨だった。そして、荒涼とした、しかし朝日を浴びて美しい大地が広がっている。

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キャフタへの道中

 そんな気分もバスがオトガルに着いた時に吹っ飛んだ。夜の間にこのバスはサムスンで魚を荷物室に積んでいたのだけど、その魚の血を含んだ汁がバッグにべっとり…いまだに臭いが消えない。

 ここから隣のキャフタへ向かう。キャフタからの方がネムルト山へのツアーが安くなると考えたからだ。キャフタへのミニバスはすぐつかまり、一路キャフタへと走り出す。が、途中でトルコのKOMANDO(軍)が検問をしていた。カラシニコフのような銃を持っている。ミニバスは止められ、全員降ろされ、ボディチェックを受けた後、パスポートをチェックされる。怖い顔で他の乗客のIDカードをチェックしていた兵は、日本のパスポートを出すと、親指を立ててニッコリしてみせた。

 ミニバスの運転手は一見親切そうだったのだけど、これがまた曲者だった。乗客が一人になったと見るや、早速ネムルト山までいくらで行くと言ってきた。「いや、いらない。ツーリスト・インフォメーションへ行って欲しい」と言うと、素直に行ってくれたが、T.I.には誰もいない。すると、さっさとホテルへ連れて行く。ホテルへ着くと、早速、ホテルの主人がツアーの交渉だ。結局、宿泊費込みで70$になってしまった。70$っていうと、2100万TLだ。ヤレヤレ

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キャフタで泊まったホテル

 断りにくい性格だから、これからは次のルールを守ろう。
 まず、ツーリスト・インフォメーションでツアーの標準的値段を知る。なんなら、ツーリスト・インフォメーションで申し込む。それから、断る時はキッパリと断る!
 とても高い授業料になってしまった。