ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

「君たちはどう生きるか」を観に行った

用事が終わったところ、ちょうど上映開始時間がうまく合ったので、「君たちはどう生きるか」を観に行くことにしました。気軽に映画を観に行ける生活環境でもなく、映画館で映画を観るなんて、ほんと久しぶりです。

www.ghibli.jp

CMなどもちっとも見ず、かつてのAppleばりの情報制限だったようですが、そういう宣伝の作戦なのでしょう。映画館によっては「観た後、内容を人に言わないで」といった内容の貼り紙もしてあったようです。

なので書きにくいのですが、内容に触れずに感想を書くくらいはいいでしょう、たぶん。

正直なところ、「説教くさいんちゃうかなあ」とか「あれをどうやって映画にするんかなあ」とか思いながら、恐る恐る観に行きました。
ちなみに、「あれ」とか言って、さも読んでいるように書いていますが、マンガ版すら途中で断念して、読み切っていません。申し訳ございません。

でも、全然そんなことはなく、終わり頃には感慨を覚えました。圧倒もされました。

私はエヴァンゲリオンにはそんなにはまっていないのですが、シン・エヴァンゲリオン劇場版最終作のラストを見た時には、庵野監督の心中の何かが昇華したというか解放されたというか、そんな感じがしたものでした。
この「君たちはどう生きるか」にもそんな感じがしました。「シュナの旅」でシュナが戻って来た時みたいに。
わかりませんけどね。両監督ともから「ちゃうわ、アホ」と言われるかもしれませんし。

この作品には宮崎駿監督の自伝的な要素もあるんでしょうし、幼き頃の自分の救済というところもあるかもしれないし、君たちはどう生きるかでもあるし(説教くさくないよ)、若い人への応援であり願いであり挑戦でもあるのかもしれません。

この作品を作られたことで、今後、ますますよい作品を生み出されるような気もしますが、一方で、失礼な話ですがご高齢なので、これが「白鳥の歌」になるかもしれません。

金曜ロードショーを待つのではなく、ぜひ映画館に観に行ってみてください。エンターテイメント性も高いと思いますし、その点はご心配なく。