2023年7月に読み終わった本をご紹介します。いつも書いていますが、この時期に「読んだ」本であって、「出版された」本ではありません。
ついに最終巻。
プリニウスがウェスウィウス（ヴェスヴィオス）火山の噴火の際に亡くなったのは、ネタバレではなくて史実。なので、創作も入っている作品とはいえ、それは書いていいでしょう。
この最終巻には懐かしい人達が出て来たりもするし、火山の噴火に巻き込まれはしたけどプリニウスは幸せな人生を送ったんだなと感じる最後で、一緒に（何とかは書きませんが）見送っているような気持ちになりました。
世界各地の海で異変が起き始めます。メタンハイドレートを掘っている場所で無数の大きな新種ゴカイが発見されたり、クジラやシャチが人を襲ったり、猛毒のクラゲが大発生したり…
科学者たちが原因を調査するうちに、陸上にも甚大な被害が出始めます。
なぜこんな異常なことが起こるのか。人類は滅亡してしまうのか。
15年ほど前に書かれたSF本ですが、異常気象がよく起きる今、ぜひ読んでみて欲しいです。堅苦しい本じゃなくエンターテインメント性も高い作品ですから、その点はご心配なく。全4巻です。
