ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

2023年8月に読んでよかった本

その年に読んでよかった本(その年に出版された本、ではない)を、年末にまとめて紹介しようとしていましたが、なかなか書けず、年を明けてから書いたり断念したりすることもしばしば。
そこで、毎月まとめておけば年末に楽になると思って、月毎に書こうと思ったんですが、これも順調に遅れて、ようやく8月まで来たという始末。

もう12月になっちゃいましたね。年齢とともに、どんどん1年が短くなっているような気がします。

 

少なくともSF好きにはもう言わずと知れた、劉慈欣の「三体」。この「三体X 観想之宙」はその続編…ではないですね、三体ファンが「『三体』のあそこはこういうことだったんじゃないか」とか「彼らはその後こうなった」とか考えて書いた二次創作のようなものでしょうか。
と言っても、これもとてもおもしろいですよ。「三体」ロスだった人、「三体」がああいう終わり方ですっきりしなかった人など、とても楽しく読めるでしょう。たしか劉慈欣公認でもあったと思います。
ただ、「三体」をまだ読んでいない人は、まずはぜひ「三体」を読んでください。おもしろさのあまり「巻を措く能わず」で寝不足になること必定ですけどね。

翻訳者である大森望氏による紹介はこちらです。
https://www.hayakawabooks.com/n/nb8ebcf6366b1

 

家電を改造してすごいものを作ってしまう天才女子高生とその家族の話。SFギャグ漫画という感じ。
各話のストーリーの延長上に無理なくオチがつくようで、時にちょっとベタなこともあるそのギャグも、うまくはまるからベタさを感じさせず楽しいです。

 

ドラゴンランス戦記の英雄たちの次の世代(息子・娘世代)が出て来る短編集です。次の世代の話と言っても知らない人ばかり出て来るわけではなく、タニス、キャラモン、ローラナといったメンバーも出て来ますから、自然にドラゴンランスの世界へ戻って行けるでしょう。

そして、このドラゴンランス戦記やドラゴンランス伝説の後日譚の寄せ集めかと思っていたこの作品は、どうやら再び荒れるアンサロン大陸を描く壮大な物語「夏の炎の竜」とその後の物語への伏線となっているようです。