もう2018年になってしまったけど、2017年に読んだ本(出版された本じゃない)を振り返ってみよう。
ベスト10にしようかと思ったけど、絞ることができなかったので、20作品に。見返してみると、SFとマンガばっかりやな。 現実逃避したがってるんだろうか。
では、まずマンガ。 読んでて穏やかな気持ちになるような、爽やかに前向きな気持ちになるようなマンガがこれらだった。
同人イベントのあと、あの喫茶店のテーブルには、漫画を描く人が4人いた。時を経て、漫画を描き続けているのはプロの漫画家となった千畝ただひとりとなった。心の中でくすぶり続ける、同人時代の憧憬、情熱、そこにあった原点。そんなある日、もう描かなくなった憧れの人と街中で出逢う。同人誌の世界を舞台に、人生の岐路に立つ女性たちの気持ちが、 優しく切なく静かに沁み渡る、表題作「結んで放して」を含む、珠玉の短編集。
お探しの本は、ありますか? 本との出会い、お手伝いします。 「青ひげブックス」で、ブックアドバイザーとして働く書店員・波山個間子。接客はすこし苦手だけど、読書量と本の知識ならこの店随一。お客様と本との出会いをとりもつために、本棚の間に広がる世界を彼女は今日も歩きまわる。
だれにでも、 どこにでも、 カフェはある。 誰かと話をしたくなったら…。ひとりになりたくなったら…。 カフェに行ってみませんか? お茶をかこめば、 どこでもいつでも、そこはカフェになる。 ちょっぴりユーモラスな16編を収録した ショートストーリーコミックス。
高校2年のサクタさん(水泳部)がもじくん(書道部)に出会うお気楽ボーイミーツガール。 わりとモラトリアムな青春が続くと思いきや、物語はうっかりハードボイルドな方向へ!? ぎりぎりまだ子供の高校生たちによる、ひと夏の冒険が開幕。
私だけの家。それは幸福で、孤独な場所。 女ひとり、たったひとつの“家”さがしは、 運命の人を見つけるよりも難しい!? 2015年、日本。 女性がひとちで家を買うことは、無謀なのか、堅実なのか。 年収200万ちょっとの独身女性・沼越さんが、オリンピックを控えた東京で、理想の家を求めて歩く。
大事件があるわけではなく、日常や日常の中のちょっとした出来事を書いているんだけど、それがよくって。穏やかに生を肯定する、という感じだろうか。 NHKの「ドキュメント72時間」をちょっと思い出したり。 (つづく)