ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

アレッポ城、スーク

午後はアレッポ城とスーク(市場)へ行く。

アレッポ城は、ホテルから西へ少し歩いた小高い丘の上に築かれている。

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アレッポ城

城の堀に沿って歩いていると、闇チェン屋(闇両替屋)が声をかけて来た。観光客が来るのを待ち構えていたのだろう。
この闇チェン屋がテレビドラマ版「深夜特急」に出ていた「ハナモチさん」にそっくりだった。(これを書いている今となっては、ハナモチさんがどんな顔だったか思い出せないけど…) 両替するつもりはなかったけど、あまりに似ているのでおかしくなって、つい両替してしまった。
公道では問題があるから、スークでこっそり両替する。20$替えたのだが、小銭がないといって10SPばかりごまかされてしまった。1$52SPと悪くない数字だったのだが。
こういう時は迷う。額も小さいし、「ま、いっか」と流すべきか、後のツーリストのために抗議すべきなのか。

アラブ城はなかなかのものだった。堀を渡るブリッジを登って大きな門を入る。

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アレッポ城

中は、あるところはナウシカに出てくるトルメキア軍が立てこもっていたドルクの城のようでもあるし、とてもすごいアラビア風の装飾がほどこされた王の間もある。

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アレッポ城の内部

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アレッポ城の内部

また発掘途中のようで、ひなびた廃墟のようでもある。そして中東らしい茶色の街並みを見渡せるのもよい。

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アレッポ城から見たアレッポの街

城のお次はスークに行ってみる。
細いメイン・ロードの両側に店がびっしり立ち並び、人もとても多い。衣類、香辛料、お菓子、金属製品、何でもありだ。そしてそんな細い道をロバだのバイクだのが無理矢理走ったりする。買い物するとどうなのかわからないけど、歩く分にはとてもおもしろい。トルコのエジプシャン・バザールよりももっと生活感があり、ツーリスティックでないのがよかった。それにしても、すごい喧騒だった。

 

1998年12月のある日