ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

グラン・モスクへ

喧騒から抜け出したくて、グラン・モスクにも行ってみた。ここは異教徒OKのモスクだ。ただし、外国人は西側の門から入らなければならない。

靴を脱いで中庭に入る。風情ある老人が座っていたり、女性がひとかたまりになってしゃべってたり、子どもが遊んでたり、少なくともこの中庭に関して言えば、公園である。

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グラン・モスク(撮影は別日)

モスク内を見て回った後、中庭でボケッと座っていると、まず子どもが寄って来て、それから、おっさん達がいろいろと寄って来ては挨拶したり、何を言っているかわからないけどしゃべったりして去って行く。こっちはこっちで「ヤバーニー(日本人)」ぐらいしか言えないので、笑みを浮かべて応対するくらいである。

最初の女の子だけは何度も来た。どうもお金が欲しいらしい。と言っても、小遣いが欲しいわけではなさそうで、日本のお金(例えばコイン)に興味があるようだ。
あげたいところだけど、残念ながら持ち合わせていなかった。穴が空いた50円玉でもあればよかったのだが。あるのは千円札だけ。これはさすがにあげるわけにはいかない。こっちの子どもにあげるにしては、おそらく大金すぎるだろう。残念。これからは少し持ち歩こう。

ホテルに帰って来ると、日本人が2人泊まりに来ていた。アンタルヤで会ったカップルだ。ある街で会った人に、しばらくしてから別の街で会うことは時々あった。意外と狭い西アジア

彼らとシャリフが教えてくれた店に食事に行って話したり、ホテルに戻って彼らが寝てからもしばらくはシャリフと話したり、彼に日本語を教えたりしているうちに、随分夜遅くなってしまった。


1998年12月のある日