ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

2023年10月に読んでよかった本

10月に読んで印象に残った本をご紹介します。

例えば冬木糸一さんのブログ「基本読書」とか、ぬまがさわたりさんのブログ「沼の見える街」とか、はたまた最近フォローした本猿さんのブログ「書に耽る猿たち」とか、みなさん、きちんと、しっかり調べたり考えたりして、長く、熱量を持って作品を紹介しておられるのを見ると、自分のブログに意味はあるかと思うこともあるけど、それはいいんです。自分のためのメモとして書いているようなところもあり、それがもしかしたら誰かの参考になることがあればそれはそれでラッキーというくらいの感じで書いているので。

なんか自分を慰めてるみたいですけど。

まあ、きちんと書くに越したことはないんですけどね。「へえ、おもしろそうだな、読んでみるか」と思って欲しいわけですから。

 

零と二海堂を対局を中心とした巻で、零も二海堂もキャッキャッしながら、すっかり何かを取り戻した感じ。毎巻のことながら優しい物語で、落ち着く。

 

アメリカはすっかり荒廃しきり、無政府状態で「北斗の拳」「マッドマックス」的な、いやもっとエグい状況になっている。SF的な設定だけど、SFではないので、そうなった理由は書かれない。

そこを食べ物などを求めつつ旅する二人の親子。獣のようになってしまった人間達から逃れつつ、獣にならないという矜持を持って歩き続ける父子はどうなるのか。

コーマック・マッカーシーは有名な作家だけど、読むのは初めて。乾いた感じの文章が乾いていないものを感じさせ、哲学的な感じも。

例えばこんな作家・作品紹介もありました。

realsound.jp

 

圧倒的な科学技術力を持つ異星人連合に支配されている地球。連合にとって商売になるものを持たない後進惑星の地球は、使い捨て兵士の供給源になっている。使い捨て地球人部隊はなぜか「ヤキトリ」と呼ばれている。徴募係のロシア人によって見出された日本人青年は、他国から集められたメンバーとともに特別な班に入り、戦闘を潜り抜けて行く。ロシア人徴募係にはそれなりの思惑があり…

例えばパトレイバーとか「窓際のスパイ」とか、ダメそうなメンバーがダメなままで、ダメそうだが実は切れ者のリーダーとともに活躍するという話は好きなので、この作品も(それとは少し違うかもしれないけど)楽しいです。

tv.apple.com

アニメ化もされています。まだ1巻しか読んでいませんが、アニメではその先も描かれていて、ヤキトリが降下した惑星での現住種族との戦いも出て来ます。そのシーンは(今となってはイスラエルパレスチナも想起させ)見ていて結構辛かったんですが、そのあたり原作ではどう書かれているのか気になります。