ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

クラック・デ・シュバリエからハマに戻る

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クラック・デ・シュバリエ

 クラック・デ・シュバリエからの帰りのセルビスは城の前で待っていた。「あと4人の客が来るまでは出ない」と言ってたのに、どんな理由でだか、ちゃんと出発した。このセルビスは途中までで、そこから他のセルビスに乗り換えた。

 セルビスはホムスに着き、今度はハマに行くミクロ・バスに乗り換える。このミクロ・バスがいけなかった。ホムス-ハマ間は11SPなんだが、受付してた奴がぼって来た。ほとんどシリア人しか乗らないローカル路線でぼるのか。

 一緒にクラック・ド・シュヴァリエを見に行っていた日本人夫婦がそいつとちょっともめ、他の乗客のシリア人がそいつを非難して、10SP払うだけで済んだ。

 奥さんの方は怒っていた。馴れ馴れしく体を触られたりもしたようで。トルコやシリアを女性が旅するのは大変だろう。シリア人はまだマシだが、トルコ人は東アジア人をなめているようにも思える。

 ハマに着いて、ファラフェルを買って帰った。店先でドーナツを揚げていると思ってたけど、それがファラフェルだった。豆をつぶしたものにゴマか何か入っていて、それを揚げて食べる。1個が1SPだった。10個買って、パンとともに昼食とする。

 ここまでのドミトリーで会った日本人バックパッカーはファラフェルのことをあまりよく言ってなかったけど、揚げたてだからか、初めてだからか、そんなに悪くは思わなかった。少しカレーを連想させる味がする。でも、あまりいい油は使ってなさそうだ。
 シリアは外食産業はあまり発展してなさそうだから、たぶん、みんな、ファラフェルばかり食べてて、もう飽きたんだろうな。

 その後しばらくサロンでMさんに鶴の折り方を習って過ごした。覚えておいて折ってあげると、外国人にはうけるかな。実際、横で見ていたシリア人のBさんやテレビを見ていたシリア人のおじさんも興味を持って、紙を手に折り方を習い始めた。

 日本人夫婦、Mさん、Aさんで2回目の夕食(ランチ)だ。みんなで食事の用意をする。ラマダン中は陽が沈むまで食べられない。そんなわけで、日没後最初の食事をブレイクファストと呼び、2回目の食事をランチと呼んでいた。そして、今夜も遅くまで話し込むのだった。