ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

ハマを出て、ダマスカスへ

シャワーを浴び、みんなで昨日の残りのスープを利用したパスタを作って朝食にした。しょう油味のスープで、これでまたしょう油味ともしばらくお別れだ。

日本人夫婦は午前中に出発した。付き合いやすい人達だったな。
たまたまかもしれないけど、旅行中、同じドミトリーであまり嫌な人に会ったことがない。異国で同じ言葉が通じる人といる安心感もあるのだろうし、あるいは、外国に来て自由を感じ、その人のいいところが出て来るようなところもあるのかもしれない。

それからバス・オフィスへ行って時間を確認し、チケットを買う。急いでホテルへ戻り、チェックアウトだ。

チェックアウトを告げると、Aさんに"Why?"とか聞かれて辛かった。ここリアド・ホテルは設備もいいし、従業員も最高で、本当に出て行きたくなかった。最後に彼と写真を撮って、ハマを後にした。

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リアド・ホテルにて

バスの中ではほとんどの時間寝ていた。途中どこかにバスが寄って停車し、みな降りていく。

隣に座ってた子どもも降りて行ったんだが、ふと見ると座席の下に荷物を忘れている。慌てて荷物を持って追いかけ、追いついたんだが、どうもその子のジェスチャーからすると、ちょっと休憩時に何か買いに降りただけのようだ。少し恥ずかしい思いをしたが、それをきっかけに子どもも少し笑顔を見せてくれるようになり、その子のお父さんはバナナをおごってくれた。

その後、2時間30分ほどしてダマスカスのターミナルに着いたが、途中の荒涼とした大地を少し覚えているだけだ。 

 

1998年12月のある日