ぱらりーそーしー日記

タイトルに特に意味はありません。子どもの造語がかわいかったので、タイトルに使いました。本、子育て、映画、旅行等。たまにしか投稿しませんが…

ビザ待ちの一日 その2

映画が終わってから、再びシリア領事館へ行く。扉は閉まっていたけど、しつこくチャイムを鳴らしているとスタッフが出て来て、パスポートを返してくれた。それから急いでスルタン・アフメット地区に戻る。今日も、よく歩いた。足のつけ根が痛くなるぐらいだ。今日中にアレッポ行きのチケットを取り、たまった服をクリーニングに出さなければならない。

16:00頃に旧市街へ戻り、まずインティゴへ行ってバスのチケットを取る。ここには日本人の姉御肌の人がいて、いろいろと親切に教えてくれるのだ。それからクリーニング屋(スター・ホテルの下)に駆け込む。

ここまで何も食べてなかったから、息も絶え絶えだ。糖分が欲しい。帰り際に通りから少し入ったところにパン屋があるのに気付く。入ってみると、ラマダン明けを狙ってか、焼き立てのパンかどんどん売れている。これを食べない手はない。早速買って帰り、宿であっという間に食べてしまった。これでイスラム教を信じてない人間の一人ラマザンもおしまい。きつかった。トルコ人なんか、イスタンブルとか大都市だけかもしれないけど、結構食べてるけどな。あの人たちはクリスチャンだったりするんだろうか。あるいは、日本人の多くがなんちゃって仏教徒であるように、なんちゃってイスラム教徒もいるのかな。

夜はいつまで経っても、みんな帰って来なかった。その間に宿のパソコンを借りて、Tさんに教わりつつ、ホットメールのアドレスをつくった。早速、友達のYと実家にメールを送った。もっともシリアにはないそうだから、返事があったとしても読めるのは2週間後だけど。

がまんしきれなくなって、宿にいたTさんとあと2人でいつもの中華料理屋に行くと、みんないた。さっさと食べてたんだ。彼らもイスティクラール通りで買い物して、同じ映画を観たそうだ。

ムーンライトペンションから中華料理屋に行く時に通る道

この日の夜は酒を飲むでもなく、みんな結構はやく寝た。毎晩飲んでるからね。Iさんがいれば、またベリーダンスにでも誘われたんだろうけど。

ムーン・ライト・ペンションのドミトリー

夜、ジュースを買いに、ムーン・ライト・ペンションの斜め向かいにあるいつもの商店へ行った。ここで朝はパンと牛乳を買い、午後はチョコを買い、といったように1日に2回は利用していて、店の主人とは顔なじみだ。ここの主人は、なかなかいい人そうだ。袋はいらないって言うと一度は引き下がるけど、ちょっとしゃべって帰ろうとすると、ちゃんと袋に入れてしまう。厚意だから、それはそのまま受け入れるべきなんだろう。

今日は店に入って行くとチョコ・バー(よく買うやつ)を出してきて、半分くれた。筆談で明日シリアへ行って、またイスタンブルへ帰って来るなんて話をし、店を出た。またこの店には来るつもりだ。おやじさんは感じのいい人だし。

 

1998年12月のある日