03:00頃（といってもドバイ時間）、現地時間で06:00頃にシンガポールに着いた。
ドバイも暑かったけど、ここはさらに暑い。1月だっていうのに朝から気温25℃前後ってどういうことだ。冬なのに額に汗してしまった。でも、やはりこの空港（チャンギ空港）は快適だ。
ここの本屋でロンリー・プラネットを買う。 Loney Planet JAPANは35$もするのであきらめて、15$でLoney Planet Kyotoを買った。日本へ帰ったら、この本を片手に京都をまわってみようかなと思って。2ヶ月間、海外にいて、少しは外国に見慣れた眼で、今度は自国の文化をちゃんと見てみるのだ。
まあ、そんな大げさな話はともかくとして、この本、外国人から見た日本や京都について書かれていたり、「すし屋に行ったら〜」とか「食事のマナー（ハシの悪い使い方）」について書かれていたり、読んでるだけでもなかなかおもしろい。
じっと飛行機で座っているだけの一日で、出来事と言えばシンガポールーバンコク間の機内で2ヶ月ぶりに和食を食べたことくらいだろうか。焼鮭にしそごはん。配られてる最中から匂いが伝わって来て、かなり食欲を刺激された。主にロカンタで食べたトルコの料理はおいしくて、トルコ滞在中に日本食が恋しくなることはなかった。それでも、魚に白いご飯、日本茶、みそ汁の味は体に染みるようで、この時の日本食は今までに食べた日本食の中で一番おいしいのではないかと思えるくらいだった。
外国に行って空港から出ると、その国独特の匂いがするというけれど、母国に帰ったからか、関西空港を出ても特に醤油の匂いなど感じることはなかった。
何だか妙な気分だな。昨日までトルコにいたのに、もう日本にいる。現実じゃないのはどっちだ、という感じもする。
1999年1月のある日、日本で 完
